住友林業の床材を解説｜標準仕様で無垢床が選択可能！

2025年4月25日2025年5月14日

「住友林業の床材の標準仕様ってどんな種類のものがあるの？」
「住友林業の床材は種類が多すぎて、選び方がわからない…」

この記事ではこんな悩みや疑問を持っている人に向けて住友林業の床材についてわかりやすく解説しています。
この記事を読むことで住友林業の床材選びで悩まなくなりますので、最後までお付き合いください！

この記事を書いた人

ケンちん　（２児の父親）

両親と同敷地内に住友林業で２邸並べて新築。
両親宅の家の間取り相談を受けるなど２邸の新築に携わった経験を持つ。
新邸のコンセプトは３つ。『家族が集まるリビング』『日常に少し贅沢をプラスする空間』『暮らしやすさとおしゃれの両立』。

【結論】住友林業の床材は13種類の樹種、4種類の表面加工から選べる！しかも、樹種によっては標準で無垢床を選択することも可能！

住友林業の床材は13種類の樹種、また4種類の表面加工から選ぶことができます。しかも、樹種によっては標準で無垢床を選択することが可能です！

他社メーカーと比べて、住友林業の床材は圧倒的なラインアップをほこります！
これだけ豊富なラインアップがあるので、「好みの床材が無い…」なんてことも住友林業ならありません。

ケンちん

住友林業なら自分好みの床材に必ず出会えます！

本記事では、最初にに床材の大切さや住友林業の床材の魅力について説明しています。
手っ取り早く床材の一覧を見たい人はコチラから飛ぶことが可能です。

【はじめに】なぜ床材が大切なのか？

家に住み続けるうえで、生活の「クオリティ」や「満足感」に大きく影響するのは視覚と触覚です。
そして、視覚と触覚の両方に唯一影響を与えるものこそ床材なんです。

たとえば、家の床材を上質な天然木にすることで、日々の生活で「自然のぬくもり」を感じることができ、生活する空間が「高級感」あふれだす素敵な雰囲気になります。

また、ひとたび裸足で歩けば”サラッ”とした上質な触り心地を感じることにより、家の中を歩くだけで”ちょっと幸せな気分”になることができます。

つまり、床材を良くすることは理想の暮らしに近づくための近道なんです！

住友林業の床材の魅力

住友林業の床材はひいき目にみても、No1のクオリティです。
他社には負けない住友林業の魅力のひとつと言っても過言ではないでしょう。
本記事ではそんな住友林業の床材の魅力の理由を解説します。

ケンちん

床材にかなり力を入れている、住友林業ならではの内容となっています！

豊富なラインアップ

１つ目の魅力は樹種、表面加工、表面塗装のラインアップの多さです。

・13種類の樹種から選べる
・4種類の仕上げから選べる
・3種類の塗装方法から選べる
・無垢板、挽き板、突き板から選べる

ただ、人によっては「選択肢が多すぎて決めるのがむずかしい…」となる場合はありますよね。
そんな人のために、本記事では3つのステップで床材を選ぶ方法をご紹介しています。
気になる人はコチラから飛んでください。

独自の加工方法

住友林業では床材に３種類の独自の加工方法を施しており、ワンランク上の高級感がある床材となっています。

幅・厚み

住友林業は床材の幅や厚みにもこだわっています。

一般的な床材は幅7.5mm～9mmに対して、住友林業では幅11.4cm、厚み1.5cm（厚みは無垢床の場合）と木材を贅沢に使用しています。
床材に幅をもたせることにより、本来の木目をよりダイレクトに味わうことができ、ワンランク上の上質さを演出しています。

２尺ずらし

住友林業では床板同士を縦方向に一定間隔でずらしながら床材を貼る、２尺ずらしを採用しています。

一般的な床面は継ぎ目が規則的で単調な印象になりますが、２尺ずらしは継ぎ目がランダムになるため、木目の不規則性と相まって、床面が唯一無二の美しい表情となります。

２尺ずらしの床面

一般的な床面

R溝／エンドマッチ

住友林業の無垢床と挽き板にはR溝が施されています。
R溝とは床材の端部に丸みをつけて溝を掘る加工のことで、とても手間がかかるので一般的な床材には施されていません。

凹凸の少ないフローリングと比べると、R溝の陰影による深みで高級感のある床面となります。
さらに、カドが丸いので足触りが心地よく歩くだけで柔らかい触感を楽しむことができます。

さらに、床材同士をつなぐエンドマッチ加工にもこだわっており、つなぎ目がより美しく見えるようになっています。

住友林業の床材を選ぶときのルール

住友林業の床材を選ぶ際には以下のルールがあります。

「推奨仕様」と「提案仕様」がある

推奨仕様・・・　（選択するのに）差額なし
提案仕様・・・　（選択するのに）追加金が必要

ケンちん

住友林業はここらへんの名前がややこしいんです。

メインフロア→「無垢板」or「挽き板」から選択
サブフロア→「突板」から選択

メインフロアとは「リビング」「玄関」と「それに隣接する廊下」のことを指します。
サブフロアとは「寝室、子ども部屋、トイレ、洗面…などのメインフロア以外の床」のことを指します。

ケンちん

サブフロアも提案仕様（追加金が必要）で「無垢板」or「挽き板」から選択することも可能です！

床材の選び方

住友林業の床材は、樹種や表面加工、表面塗装のラインアップが多く、その選択肢の多さゆえに
「あまりに豊富すぎて、選び方がわからない…」となる人も多いはず…

そんな人に向けて、本記事では床材の選び方を3つのステップに分けてわかりやすく解説します。

STEP

７つのインテリアスタイルから樹種を選ぶ

7つのなかから、お気に入りのインテリアスタイルを選んで樹種をある程度絞った後に、
自分が好きな樹種を選んでください。

STEP

表面加工、表面塗装を選ぶ

好みの表面加工と表面塗装を選んでください。
※無垢板や挽き板を選ぶ前にコチラを選ぶことをおすすめしています。

STEP

メインフロアの”無垢板” or “挽き板” を選ぶ

最後にメインフロアの”無垢板” or “挽き板” かを選んでください。

【STEP１】７つのインテリアスタイルから好みの樹種を選ぶ

床面はインテリアに大きな影響を与え、樹種の違いによって空間の雰囲気は大きく変わります。
そのため、まず初めに好みのインテリアから樹種を選ぶのがおすすめです。

住友林業で提案されている7つのスタイルのインテリアをご紹介します。

オークホワイト_スタイル

選べる床材の一覧はコチラ！

ケンちん

オークホワイトはサブフロアは”他の樹種を選択する”もしくは”提案仕様で「無垢板」or「挽き板」を選択する”しかないので、注意してください。（突き板が無いため。）

アッシュ_スタイル

アッシュは広葉樹の一種です。
存在感のある木目は、空間をナチュラルな雰囲気に演出します。

選べる床材の一覧はコチラ！

ケンちん

アッシュ系の色味は提案仕様にてクルミも選べます！

オーク_スタイル

オークは落葉樹の一種です。
ヨーロッパでは「森の王」と呼ばれている。
最もスタンダードな樹種となります。

選べる床材の一覧はコチラ！

ケンちん

オーク系の色味は提案仕様にてナラ、ヤマザクラ、ニレなども選べます！

ケンちん

ウォルナット系の色味は提案仕様にてマホガニーも選べます！

オークブラック_スタイル

選べる床材の一覧はコチラ！

ケンちん

オークブラックはサブフロアは”他の樹種を選択する”もしくは”提案仕様で「無垢板」or「挽き板」を選択する”しかないので、注意してください。（突き板が無いため。）

【STEP２】表面加工、表面塗装を選ぶ

樹種を選んだら、次に表面加工と表面塗装を選びます。

表面加工

表面加工は4種類の中から選ぶことができます。

ケンちん

表面加工を変えるだけで空間の雰囲気もガラッと変わりますよ。

フラット仕上げ

表面加工なしのフラットな床面です。

無駄な光の反射もなく、落ち着いた空間にしたい人におすすめです。
また、凹凸がないことでとても優しい触り心地を味わうことができます。

うづくり（浮造り）仕上げ

木目の柔らかな部分を削ぎ落とし年輪を浮き上がらせた床面です。

木目が浮き上がり強調されることで、独特な表情を醸し出します。木本来の木目の表情をとことん味わいたい人におすすめです。
また、年輪が浮き上がることにより見るだけでなく年輪を触って感じることもできます。

なぐり仕上げ

なぐり仕上げは手で（なぐって）削ったような波のような凹凸が施された床面です。
職人由来のテクスチャーにより、床面の陰影と躍動感が一層引き立ちます。
また、様々なインテリアとマッチすることで、上質な空間を演出します。

上品で美しくも、独特な風合いを感じたい人におすすめです。

スプーンカット仕上げ

スプーンですくったようなランダムな凹凸が施された床面です。
（なぐり加工の一種ですが、住友林業では別の名称となっています。）

見た目と触りごこちともに唯一無二で、これまで紹介した普通の表面加工では物足りない人におすすめです。
金額もちょっとお高いため、床面全体にというよりもアクセント用途での使用が多いです。

表面塗装

表面塗装は3種類の中から選ぶことができます。

スクロールできます

	オイル塗装	UV塗装	ウレタン塗装
触り心地	とても良い	良くない	普通
耐水性	弱い	かなり強い	強い
耐傷性	弱い	かなり強い	強い
経年美	良い	無し	無し
メンテナンス頻度	頻繁に必要	普通	普通

塗装方法の比較

このなかで、個人的におすすめなのがオイル塗装です。

オイル塗装は木にオイルを浸透させることで、表面を保護することができる塗装方法のことです。
オイル塗装では木の表面に塗膜ができないため、木のさらっとした感触はそのままに、見た目のしっとりさが増し、
部屋全体の質感が格段にあがります。

定期的にオイルを塗る必要がありますが、オイルを塗るたびに味わいが深まる、日々の掃除が楽になるなど他にもメリットが多いのでかなりオススメです！

ケンちん

私たちは展示場のオイル塗装の床の触り心地が良すぎて、その時からオイル塗装にすることに決めていました！

【STEP３】”無垢板” or “挽き板” or “突き板” or “シート” を選ぶ

メインフロアは”無垢板”or”挽き板”から、サブフロアは”突き板”から選ぶことができます。
（シートも選べますが、住友林業でシートを選ぶ人はほとんどいないと思います。）

ケンちん

サブフロアも提案仕様（追加金が必要）で「無垢板」or「挽き板」から選択することも可能です！

スクロールできます

	無垢板	挽き板	突き板	シート
質感・風合い	かなり良い	かなり良い	良い	微妙
収縮・反り	大きい	する	少ない	少ない
コスト	高い	まあ高い	普通	安い
調質性	かなり良い	良い	普通	無い
メンテナンス	手間がかかる	手間がかかる	普通	普通
耐水性・耐候性	弱い	弱い	普通	強い