住友林業で寄棟以外の屋根ってできるの?|自分に合った屋根形状わかりやすく解説

「住友林業の家って、寄棟屋根が多い?切妻や片流れもできるの?」
「自分に合った屋根形状を知りたい!」

この記事はこんな疑問や悩みを抱えている方に向けて書いています。

こんにちは、ケンちんです。
現在、住友林業で建てた家を建築中。
妻と子供2人の計4人で暮らしている30代男性です。

住友林業の家といえば四方に軒がしっかり出ている寄棟屋根のイメージが強く、打ち合わせで施主側から希望をださないと寄棟屋根のままで進んでしまうことも少なくありません。

ただ、軒を四方に伸ばせないなど、家の形状や建てる条件によってはその他の屋根形状にしたほうがイメージに合った理想の家になることがあるんです!

そのため、よく考えずに家造りを進めてしまうと出来上がった家がイメージと違い後悔してしまうかもしれません。

ケンちん

ちなみに、私達は住友林業で「切妻屋根」を選択しました

そこで本記事では、

  • 住友林業で実際に寄棟屋根以外を検討したときの話
  • それぞれの屋根形状寄棟屋根、切妻屋根・片流れ屋根、陸屋根)の特徴

についてわかりやすく解説します。

この記事を読むことで、自分の家に合った屋根の形状がわかるようになり、自分のイメージ通りの外観の家を建てることができるようになりますよ!

目次

【結論】住友林業で切妻、片流れ、陸屋根にすることは可能。ただ、基本的には寄棟屋根でOK!

早速ですが結論をお伝えすると、住友林業でも切妻屋根や片流れ屋根などの寄棟屋根以外の屋根形状にすることは可能です。

ただ、寄棟屋根に比べて約100万円近くの大幅なコストアップになってしまうので、よほどのこだわりがない人なら住友林業で家を建てる場合は寄棟屋根がオススメです!

私達は結局切妻屋根を選択しましたが、その理由を知りたい人は下記をクリックしてください。
(詳細はそれぞれの屋根の形状やメリット・デメリットのあとで紹介しています。)

私達が切妻屋根を選択した理由

それぞれの屋根形状について

屋根形状といっても様々な種類のものがあるので、本記事では代表的な屋根形状である

  • 寄棟屋根
  • 切妻屋根
  • 片流れ屋根
  • 陸屋根

の4つについて解説させていただきます。

寄棟(よせむね)屋根

寄棟屋根は四方向に傾斜する4つの屋根面で構成された屋根形状のことです。
屋根面同士のつなぎ目のことを棟と呼びます。棟が中央に寄っているため、寄棟屋根と呼ばれます。
間口方向から見ると屋根面が台形に見え、横から見ると三角形に見えます。

四方に軒がでているため、どこから見てもバランスの良い落ち着いた外観となります。

切妻(きりづま)屋根

切妻屋根は傾斜した2つの屋根面を左右対称に合わせた屋根形状のことです。
屋根が傾斜していない面を妻面といい、妻面でバッサリ切られているため切妻と呼ばれています。

妻面から見ると、昔から慣れ親しんだ三角屋根の外観となりますが、90度回転するとモダンな印象となります。

片流れ屋根

片流れ屋根は片方向にのみ傾斜する一枚屋根の屋根形状のことです。
最新の調査では、家を立てる人の約4割が片流れ屋根を選択しています。

片流れ屋根はシンプルで直線的なデザインとなるので、家自体がモダンなイメージとなります。

陸(ろく)屋根

陸屋根は屋根が傾斜しておらず、水平な面となっている屋根形状のことです。
”陸”には水平という意味があり、屋根が水平であることから陸屋根と呼ばれています。

屋根面のスペースを屋上として活用することができます。

屋根の存在感を感じさせず、家自体がスマートなイメージとなります。

その他の屋根形状

上で紹介した屋根形状以外にも以下の屋根形状があります。
(本記事での紹介は省略させていただきます。)

・方形屋根
・招き屋根
・差しかけ屋根
・入母屋(いりもや)屋根
・腰折(こしおれ)屋根

それぞれの屋根のメリット・デメリット

ここからはそれぞれの屋根のメリット・デメリットについて簡単に紹介し、その後詳細な説明をします。

スクロールできます
屋根の形状
寄棟屋根

切妻屋根

片流れ屋根

陸屋根
デザイン落ち着いた雰囲気(見る方向によって)
落ち着いた雰囲気にも
モダンデザインに合う
ようにもなる
モダンデザインに合うモダンデザインに合う
(外壁の)
耐久性への影響
良い
(軒が四方にあるため)
耐久性が弱くなる
(箇所によって)
耐久性が弱くなる
(箇所によって)
耐久性が弱くなる
雨漏りのリスクリスクがある
(棟の接合部)
リスクが低いリスクがある
(箇所によって)
リスクが高い
耐風性とても強い強い弱いとても強い
太陽光パネルの
設置
設置量が限られる普通たくさん設置できるたくさん設置できる
(別の用途でも使用できる)
屋根裏スペース狭くなる広くなる(制限はあるが)
広くなる
とれない
建てやすさ(立地に関わらず)
建てやすい
普通(立地によっては)
実現不可
(立地に関わらず)
建てやすい
価格
※住友林業の場合
抑えられる高くなる高くなるとても
高くなる
屋根形状の比較

寄棟屋根のメリット・デメリット

スクロールできます
屋根の形状メリットデメリット

寄棟屋根
立地に関わらず建てやすい
外壁の耐久性が良くなる
耐風性が高い
コストが抑えられる ※住友林業の場合
雨漏りリスクが多少ある
太陽光パネルの設置が限られる
屋根裏スペースが狭い
・立地に関わらず建てやすい

寄棟屋根は屋根の形状が4方向とも同じなので、他の屋根形状にくらべて
住宅密集地などの極小地においても斜線制限(
)に引っかかる可能性が低くなります。
それにより、制限を気にすることなく自由に家づくりをできるようになります。

斜線制限とは

周囲の土地に関する日照や採光、通風の確保を目的に設定されている制限。制限に関わる土地で家を建てる場合、間取りや住宅の形が制限されるため注意が必要。

・外壁の耐久性がよくなる

寄棟屋根は四方に軒を伸ばすことができます。
伸ばした軒によって、太陽光による紫外線や雨などからすべての面の外壁を守ることができるため、外壁の耐久性が良くなります。

耐風性が高い

寄棟屋根は屋根面が4つの面に傾斜しており、風の影響が分散されるため耐風性は高い傾向にあります。
台風などの強風時にも家自体への影響は他の屋根に比べて少なくなります。

・コストが抑えられる

住友林業に限った場合ですが、寄棟屋根は外壁材の面が少なくなるため他の屋根形状にくらべて建築コストを抑えることができます。
後述しますが、住友林業で他の屋根形状にする場合は結構なコストアップになりますので、この点はかなりのメリットと言えます。

・雨漏りリスクがある

寄棟屋根は4つの面を棟でつなげている関係で、他の屋根形状に比べて接合部が多く雨漏りのリスクがあります。

・太陽光パネルの設置が限られる

寄棟屋根は屋根面が傾斜した4つの面で分割されており、太陽光を効率的に当てる事ができる面が限られてしまいます。
そのため、他の屋根形状に比べて、太陽パネルの設置量が限られてしまう傾向にあります。

・屋根裏スペースが狭い

屋根面が中央の棟から4つの面に傾斜している関係で、屋根裏スペースを多く確保することができません。
そのため、屋根裏スペースを物置に活用できません。
また、太陽の熱が直接最上階に伝わりやすく、夏場においては最上階の部屋の気温が高くなってしまいます。

切妻屋根のメリット・デメリット

スクロールできます
屋根の形状メリットデメリット

切妻屋根
屋根裏スペースが広く取れる
雨漏りリスクが低い
妻面の外壁の耐久性が弱くなる
耐風性が高い
コストが高くなる ※住友林業の場合
・屋根裏スペースを広く取れる

切妻屋根は妻面が傾斜していないため、屋根裏スペースがしっかり確保できます。
確保したスペースは物置として利用もでき、また屋根との間に空間ができるため、最上階へ太陽光による熱が伝わるのを防いでくれます。

・雨漏りリスクが低い

切妻屋根は接合部となる棟の部分が少なく、雨漏りするリスクを抑えることができます。

・妻面の外壁の耐久性が弱い

切妻屋根は妻面には軒が伸ばせないため、太陽光による紫外線や雨水などから外壁を守ることができず、外壁の耐久性が弱くなってしまいます。

・コストが高くなる

住友林業で切妻屋根にする場合、家の大きさにもよりますが100万円弱のコストアップになります。
決して、安くはない金額なのでよほど魅力を感じていないと手を出すことが難しいと言えるでしょう。

片流れ屋根のメリット・デメリット

スクロールできます
屋根の形状メリットデメリット

切妻屋根
(制限はあるが)屋根裏スペースを広く取れる
太陽光パネルがたくさん設置できる
立地によってはできないことがある
(一部を除いた)外壁の耐久性が弱くなる
耐風性が弱い
コストが高くなる ※住友林業の場合
・(制限はあるが)屋根裏スペースを広く取れる

片流れ屋根はスペースに制限はありますが、屋根裏のスペースを広く取ることができます。
切妻屋根と同様になりますが、それによって物置として利用したり、最上階へ太陽光の熱が直接伝わるのを防いでくれます

・太陽光パネルがたくさん設置できる

片流れ屋根は屋根の面をすべて南側に向けることもできるため、太陽光パネルを設置した場合すべてのパネルに日光を当て効率よく発電することができます。
ちなみに、片流れ屋根にした場合、寄棟屋根、切妻屋根に比べて1.5倍~2倍の量の太陽光パネルを設置が可能になることも…

・立地によってはできないことがある

片流れ屋根では立地によっては斜線制限にかかってしまい、片流れ屋根ができないまたはできても何らかの制約が発生してしまう場合があります。

ケンちん

私達は、1Fの部屋の採光の関係で片流れ屋根ができませんでした

・(一部を除いた)外壁の耐久性が弱い

片流れ屋根は3面において軒で、太陽光による紫外線や雨水などから外壁を守ることができません。
そのため、外壁の耐久性が弱くなってしまいます。

・耐風性が弱い

片流れ屋根の場合、一つの傾斜した屋根ができているため、風の影響を分散できません。
そのため、耐風性においては弱くなってしまいます。

・コストが高くなる

住友林業で片流れ屋根にする場合、家の大きさにもよりますが100万円弱のコストアップになります。
決して、安くはない金額なのでよほど魅力を感じていないと手を出すことが難しいと言えるでしょう。

陸(ろく)屋根のメリット・デメリット

スクロールできます
屋根の形状メリットデメリット

切妻屋根
立地に関わらず建てやすい
屋上スペースを活用できる
耐風性にかなり強い
外壁の耐久性が弱くなる
雨漏りリスクが高い
屋根裏スペースが取れない
コストがかなり高くなる
・立地に関わらず建てやすい

陸屋根は屋根が傾斜しておらず、軒もでていないため斜線制限を全く考慮する必要がありません。
それにより、制限を気にすることなく自由に家づくりをできるようになります。

・屋上スペースを活用できる

陸屋根なら屋根部をスペースとして活用することができます。
太陽光パネルやエアコンの室外機はもちろん。アウトドアスペースやガーデニングスペースとして活用することもできます。
用途に応じて、
屋上スペースをさまざまな用途で活用することができるのが最大のメリットといえるでしょう。

・耐風性にかなり強い

陸屋根は屋根が傾斜しておらず、屋根面への風の影響を全く受けないので、耐風性においてはとても強いと言えます。

・外壁の耐久性が弱くなる

陸屋根は軒が全く無いため、太陽光による紫外線や雨水などから外壁を守ることができず、外壁の耐久性が弱くなってしまいます。

・雨漏りリスクが高い

陸屋根では屋根材は全く使用しないため、他の屋根よりも強力な防水施工が必要になります。
また、メンテナンスなどを頻繁に行わないと防水シートの劣化などで雨漏りのリスクがかなり高くなります。

・屋根裏スペースが取れない

陸屋根では屋根裏スペースが全く取れないことにより、物置スペースが取れないのはもちろんですが、最上階に伝わる太陽の熱を遮る空間もないため夏場の最上階はかなり暑くなってしまいます。

・コストがかなり高くなる

雨漏りリスクの箇所で説明をしましたが、陸屋根では強力な防水対策が必要になるためかなりのコストアップになります。
また、定期的な防水の点検・メンテナンスが必要になるためメンテナンス費用も他の屋根形状に比べて高くなってしまいます。

ケンちん

具体的な金額は聞いていませんが担当者いわく、切妻、片流れ屋根以上に相当なコストアップになるみたいです

それぞれの屋根のメリット・デメリットを理解していただいたところで、それでもなぜ私達が切妻屋根を選んだのかというと

  • 外観デザインを重視
  • 2階リビングの夏場の暑さ対策

主には2つの理由から寄棟屋根から切妻屋根への変更を決心しました。
ちなみに、コストアップにかかる費用は約90万円でした!

ケンちん

切妻屋根といっても、妻面が間口に対して横を向いているパターンです
(いわゆる、切妻屋根の三角屋根が見えるパターンではない)

理由1:家の外観をモダンなデザインで統一したかった

1つ目の理由は外観デザインを重視したかったからです。

私達の家は2階がオーバーハングになっており、寄棟屋根にしてしまうと建物はモダンな雰囲気なのに、寄棟屋根は落ち着いた感じとなりどうしても違和感を感じる外観となっていたことから切妻屋根を選択しました。

ケンちん

外観のデザインはリフォームなどでも一生変更することができないため
後悔しないようにしたかった…

理由2:南側の軒をどうしても伸ばしたかった

住宅密集地に家を建てる関係で、軒を四方にしっかり伸ばすことができませんでした。
新しい家は2階リビングなので、夏場は窓から太陽光が入ってくると、とてつもない暑さになってしまいます。

そこで、最初は寄棟屋根で南側のみ軒を伸ばすことを検討したのですが、外観デザイン的にしっくりきませんでした。

ケンちん

寄棟屋根はすべての軒を均一に伸ばさないと、違和感があります

その点、切妻屋根なら南側だけ軒を伸ばしても外観に違和感がないため、私達は切妻屋根を選択しました。

理由3:屋根裏スペースを確保して、2Fリビングへ伝わる太陽光の熱を減らしたかった

リビングを少しでも広く取りたかったため2階リビングにしたのですが、太陽光の熱が最上階に直接伝わることもあり夏場はリビングがとんでもない暑さになってしまいます。

その対策として、屋根裏スペースが広く最上階にも熱が伝わりづらい切妻屋根を選択することで、2階リビングの夏場の暑さ対策を兼ねています。

理由4:部屋の採光の関係で、できる屋根形状が限られてしまった

これも住宅密集地に建てる関係なのですが、1F北側の子ども部屋の採光がしっかり取れないため斜線制限にかかってしまい片流れ屋根はできませんでした

ケンちん

第一希望としては片流れ屋根だったのですが、残念

【まとめ】住友林業で立てる場合は、基本は寄棟屋根がオススメ!コストアップしてでも他の屋根にしたい場合は自分にあった屋根形状を選択しよう!

住友林業で立てる場合は、他の屋根形状にすると100万円弱のコストアップになるため、よほどのことが無い限りは寄棟屋根がオススメです!

ただ、どうしても寄棟屋根ではカバーできないデメリットがある場合などには、本記事を読んでそれぞれの屋根形状のメリット・デメリットを理解したうえで自分に最適な屋根形状を選択しましょう

自分に最適な屋根の形状を選択することで、理想の家造りにグッと前進できるようになりますよ!

最後まで、お付き合いいただきましてありがとうございました!

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